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ちょ、この本いいわ…とっても萌えるわ…
評価が散々だったんでひょっと躊躇ってたんですが購入。
昌幸さまヨイショすぎるだろ、これー!!でもそこがいい!それがいい!!第四次川中島から九度山蟄居までの昌幸様のお話、前半分が武田時代って…すごいな。そして昌幸さま可愛い。ちょう可愛い。とってもかわいい。父幸隆と勘助と信繁に囲まれて攻城、築城のいろはをがっつり学んでお館様に軍略を教わるとか、なんて英才教育?
そしてなにより昌次と勝頼と昌幸がきゃっきゃ、きゃっきゃしてる…!!かわいいなぁ!もう!!
昌次がお兄ちゃんでお兄ちゃんぶりたい勝頼に生意気な末っ子昌幸ってとこですかねっ!勝頼時代に行政官も務めた昌次ならやっぱり「お兄ちゃん」ですよね!昌幸には兄のように慕われたい勝頼がなんだかんだやって自滅してればいい。そして勝頼には辛辣な昌幸。愛情信頼故、ですよ。昌次もそれを知ってるからしかたないなぁ、って見てればいい。…達観した二つ上だな。
そんな弟気質な勝頼が親類衆や譜代衆に囲まれてあっぷあっぷしているのを傍から見ているしかないのをとっても歯がゆく思っている昌次昌幸。結局二人は勝頼がどれだけ信頼を寄せていても一家臣でしかないし、若い二人の意見なんて塵芥同然だと本人たちも理解しているから言えない。そんなんでぎくしゃくしてしまった三人の関係を高坂さまが悲しんでいたりするのかな、と。幸隆も兄二人もどことなくしょんぼりしている昌幸になんと声をかけていいのか、みたいな空気。あ、私の頭の中では逃げ弾正と攻め弾正は美人コンビです。いるだけで眼福。しかし片一方はなかなかえげつないことをしでかす要注意人物。保科はいい感じにくだけたおっさん(ひどい)
そういえば織田と真田を取り持ったのが勝家、とかいう小説を読んだことがあるのですが、それはそれでいいよね。長篠前あたりだったかな?ぼろぼろ崩れ落ちる武田にそれでも残って支えようとする昌幸に勝家が織田に下れば自分が取り持ってやる、っていう書状を送って、それを昌幸が気持ちは嬉しいが…って一筆したためた、はず。確か。でも結局勝頼さまは死んじゃってそのあと勝家は信長に口利きしてやるんですよね。こうこうこうしたら信長さまを喜ばせられるよ、って。で、昌幸は勝家にそれを感謝しててそのあと賤ヶ岳で(でっていうわけじゃないんですけど…)勝家を討った秀吉をめっちゃ憎みはじめる。ってかんじだったかな?…捏造入ってたらスミマセン…
この流れから賤ヶ岳で真田が柴田に加勢して、っていうとんでも歴史IFを考えると止まらない。無双小牧賤ヶ岳には三成いるもんね、清正いるもんね、正則いるもんねー!!…あれ、如水はいたっけか?「折角の軍略も情に流されては使い物にならない」みたいなことを如水が昌幸に言えばいいよ!如水は昌幸の知略を認めててそういうこと言えばいいのよ!でもほら、彼、基本的にKYだから、昌幸をイラァっとさせるのよ、きっと。今言うべきことじゃないだろっていう。
賤ヶ岳に幸村が参戦するとしたらやっぱりvs清正であってほしい。なんとなく。そこで胸キュンしちゃえばいいよ。三成はもうちょっとあと小田原かな。正則に至っては豊臣政権下ぐらいで。
ここまでつらつらとおもむくままに書いていて気付いたのですが、これって…淀と幸村親密フラグじゃないか?いや、親密って程じゃないけど…秀頼事件とか大阪あたりで絡んでくるといいわ、賤ヶ岳。秀吉を憎みながらも豊臣は守りたい矛盾した淀様に躁鬱と癇癪を当てられる幸村、なんてとってもドメスティックな関係!